Windows7のXPモードを使ってみました!

Windows7のXPモードを使ってみました! | ベニイ電機店長ブログ

パソコン雑誌の最新号の特集に「Windows7のXPモードを使う」という記事があったので、遅まきながら試してみました。

ちょっと古めのソフトもWindows7の普通のモードでなんとか動作していましたので今まで試そうとも思わなかったのですが、Windows95の時代から使い続けている某DTPソフトと見積ソフトがWindows7では起動しなかったり、起動しても変な動作をするので、実験してみようと思い立ちました。

このDTPソフトの場合、編集段階では正常に動作しているのですが、印刷の時だけ動作が変なのです。
印刷部数をN部と指定すると、実際に印刷されるのはN²部印刷されるのです。
1部だけなら何の問題も起こらないのですが、2部と指定すると2²=4部、10部と指定すると10²=100部も印刷されるのです。
それを突き止めるまでは、うっかり複数部数指定して印刷を実行したのに気づいた場合、慌ててプリンターの電源を切って止めていました。

また、見積ソフトなどはWindows7では全く起動しませんでした。

幸い、我がメインマシンのOSはWindows7 64bit  Ultimate  でRAMも10GBにしてあります。
Windows7でもProfessional、Ultimate および EnterpriseグレードでのみXPモードが使えるそうなので、導入時は多少高かったのですが、Ultimateにしておいて良かったです。

←クリックすると多少大きくなります。

★インストールと初期設定など
まずは、マイクロソフトの下記サイトから
http://www.microsoft.com/japan/windows/virtual-pc/download.aspx

3ヶのファイルをダウンロードしてきます。

私の場合は「Ultimate64bit版」、「日本語」と指定しました。
*********************
左図のような3ヶのファイルをダウンロードしてきます。
上から順にインストールしていくと、下の2ヶをインストールする時、再起動を促されます。

初回起動時に、ログオンパスワードとアップデートの自動更新の設定を行います。
また、ウイルス対策ソフトなどは入っていないので、セキュリティ警告が表示されます。
私の場合、XPモードではインターネットでダウンロードなどするつもりはないので、そのままにしておきました。

ここで、XPモードのネットワーク関係の設定等を行ってやり、NASやネットワークプリンターにアクセスしようとしましたが、繋がりません。

ブラウザーを立ち上げるとインターネットへは繋がっているようです。

ここで、XPモード内のコマンドプロンプトを立ち上げて、「ipconfig /all」を実行してみました。

←一部修正してあります。
NICに割り振られているIPアドレスはWindows7の時と全く異なっています。
デフォルトゲートウエイは同じです。
だから、インターネットは繋がるようです。
ここで、ネット検索してみました。

すると、原因が分かりました。XPモードの設定を変更してやる必要があったのです。

まず、XPモードをシャットダウンしてやります。

XPモードのメニューに「Ctrl+Alt+Del」をクリックすると左図の画面が出てくるので、「シャットダウン」ボタンをクリックします。
更に左図が開くので、「シャットダウン」を選んで「OK」をクリックします。

その後、スタートメニューの「すべてのプログラム」→「Windows Virtual PC」→「Windows Virtual PC」を選びます。

スタートメニューの「すべてのプログラム」→「Windows Virtual PC」→「Windows Virtual PC」を選ぶ。

以下、次の手順で設定していきます。

開いた画面で「Windows XP Mode」をクリックして選択し、「設定」ボタンを押します。
「Windows XP Mode」の設定画面が開きました。
ネットワークの項目で
アダプター1:共有ネットワーク(NAT)
となっています。
アダプター1が選択できるようになっていて、一番下に本来のNICがありました。
アダプター1を選択しなおして、「OK」ボタンを押します。

 

一度「XPモード」を再起動してから、IPアドレスの確認をしてみました。
今度は、いつものIPアドレスが割り当てられていました。

また、XPモードの設定を変更するときに、使用するメモリー容量も変更できるそうなので、ついでに変更しておきました。

デフォルトでは512MBになっていました。
普通のXPなら1GBもあれば十分でしょう。
XPモードを起動しただけの時
136MB使用しています。
ブラウザー、DTPソフト、見積ソフトを同時起動した時
204MB使用しています。

 

この程度ならデフォルトの512MBのままで十分だったかも知れません。

これで、今まで使えなかったアプリケーションソフトが使えるようになりました。

Windows7の場合よりも動作速度はかなり遅くなるようですが、CPUはCore i7 920  2.67GHzを使用しているため、なんとか実使用に耐えるレベルです。

RAMも10GB搭載してありますから、XPモードを起動しながら、Windows7のアプリケーションを同時起動させても平気です。

XPモードを起動していない状態のWindows7側のタスクマネージャー
XPモードを起動している状態のWindows7側のタスクマネージャー
使用メモリーが、ちょうど1MB増えていることが分かります。

 

今まで、「XPモード」を侮っていました。
これなら、当分古いアプリケーションも使い続けることが出来そうです。

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2011年9月23日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:パソコン

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