システムコンポ用の新古品ラック
上の写真、写りが悪くて恐縮ですが、何か分かりますでしょうか?
中央の全面見開きガラス扉のところには、アンプ・チューナー・デッキ(カセットデッキ)を収納し、天板の上にはレコードプレーヤーを設置、左上の引出にはカセットテープ、その下にはレコード、右の棚板の位置を変更できるスペースには、レコードその他アクセサリーなどを収納する。
そうなんです、システムコンポーネント用のラックなのです。
1982年10月1日にソニー、日立からCDプレーヤーの第1号機が発売されましたが、当時は高額でなかなか普及せず、1986年、販売枚数ベースでCDがLPを追い抜くまではレコードが主役だったので、ラックの上にはレコードプレーヤが鎮座していました。
その当時、システムコンポを納めるラックがメーカーから純正品として販売されていましたが、現在と同様「純正品」はとても高価で、本体に比較してかなり割高でした。
そこで、ラック専業メーカーの品物を探すのですが、オーディオメーカーの純正ラックも結局のところラック専業メーカーのOEMであることが多く、このオーディオラックも確かパイオニアの純正ラックを製造しているメーカーさんが直接当店へセールスに来られたと記憶しています。
(30年くらい前のことなので、記憶違いだったら関係者の皆様ごめんなさい。)
多分、当時のパイオニアプライベートシリーズを収納するためのラックだったと思います。
その後、CDプレーヤーが普及するとミニコンポが全盛となり、このような大型のラックは無用となってしまいました。
今回、私はレコードを収納するラックが欲しくなり、カラーボックスでも買いに行こうかと思っていたところ、当店倉庫の片隅に外箱が日に焼けて変色した不良在庫を発見して、組み立ててみました。
外箱は悲惨な状態でしたが、中のパーツはそれほど経年変化していませんでした。
ただ、組み立て時に使用する付属の木工ボンドは固まってしまっており、使い物になりませんでした。
アナログオーディオ環境を復活させるにはもってこいのラックです。
今こういうものを探してもなかなか無いでしょうね。
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2011年5月18日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:オーディオ