HP2133というMini-Note PCへWindows8Proインストールの巻
ヒューレットパッカードのHP2133というMini-Note PCは、数年前にネットブックというカテゴリー(ウェブサイトの閲覧や電子メール・チャットなどの基本的なインターネット上のサービスを利用することを主な用途とした、安価で小型軽量で簡便なノートパソコンのカテゴリー)として発売された機種です。
ネットブックとは・・・Wikipedia.org参照
日本ヒューレットパッカードの HP2133 |
このPC、実は「小さくて軽く、安価で、ネットサーフィンができればいいので、そんなノートパソコンを探して欲しい」とのお客様のご要望に添って仕入れたものでした。
ところが、商品が届いて開梱してみるとキーボードが英語配列なため、日本語入力には不便でした。
また、当時のOSは悪評高きWindowsVista Businessバージョンであったのと、CPUがVIA C7®-M ULV プロセッサ (1.2 GHz, 128 KB L2 cache, 800 MHz FSB)なのとで、起動も動作も遅くて、お客様に納得頂けませんでした。
お客様もせっかくだからOfficeも動かしたいという欲求が沸いてきて、益々この非力なPCではご要望に添えなくなりました。
その後、数年間は使用せず放置状態だったのですが、昨年暮れにWindows8ProのVerUP版が格安で販売されていたので、インストールしてみることにしました。
RAMは一応2GB実装されていたので、Windows8Pro(32bit)ならなんとか動くのではないかと期待してインストールしてみました。
念のため、クリーンインストールしたためかインストール自体は問題なく成功しました。
光学ドライブが搭載されていないため、インストールはUSB接続タイプのDVD-RWドライブから行いました。
無線LANや有線LANなどのドライバー関係にも問題は起こりませんでした。
HPは、Microsoftに従順な仕様のパソコンを作っているということでしょうね。
ただ、ディスプレイドライバーは、汎用ドライバーがインストールされたため、かなり広範囲に解像度が変更できる状態になりました。HPからは無論Windows8への対応ドライバーなど出ていません。
しかし、最適な解像度は、1024×768 でした。
それならば、ということで、HPのサイトからVistaまでしか対応していないディスプレイドライバーの最新版をダウンロードしてインストールしてみたところ、解像度は1024×768に固定されてしまいました。
まあ、使用上問題はないので、そのままにしておきます。
Vistaよりもかなり起動、シャットダウンの時間が短くなりました。
(ストップウォッチなどで測定すればいいのですが、Vistaの時に測定してなかったため体感での感想です。)
Officeなどのアプリケーション動作も速くなった気がします。
これなら実用に耐えられそうです。
HDDやCPUは元のままですから、劇的に速くなるわけもありませんが、起動時間が短くなっただけでもVerUPの価値はありました。
液晶サイズが8.9インチと、最近の10.1インチタブレットよりも一回り小さく、7インチタブレットよりも大きく、分厚く、重いPCです。
無線LAN機能は内蔵されているし、一応最新のWindows8Proは動いているので、お客様のところへLAN関係やWi-Fiのメンテナンスに使うための携帯PCとして使おうかと思います。
まだまだ、AndroidタブレットやiPadだけでは無理ですから。
タグ
2013年5月1日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:パソコン